『ハウルの動く城』はフランスで大評判になったのですが、何が評判になったかというとあのお城のデザインなんです。さっきから言っているように、ハウルの動く城を上から見てもわけ分かんない、正面から見てもシンメトリー(対称的)になっていないし、いろんなものが飛び出たりしている。これは外国の人には絶対に描けないし、理解不能なんです。
フランスの有名な新聞に『ハウルの動く城』の映画評が書かれたのですが、「豊かな想像力、ありえないイマジネーション。現代のピカソ」と書いてあった。向こうではシンメトリーに作って、上から見たらある形になっていないといけない。絵でも一点透視図法などのルールがあります。それをすべて破ってきたのが宮崎駿の歴史なんです。
例えば『魔女の宅急便』でキキが空を飛ぶシーンを描いた時には、1枚の絵の中に視点が2つあったんです。1つの視点は地平線の向こうを見ていて、もう1つの視点は真上から手前の絵(キキ)を見ている。それを1枚の絵として描くんです。これは外国の人にはありえないのですが、(宮崎氏は)平気なんですよ。1枚の絵の中に視点を何個も作るなんて、なかなかできない。そうすると、外国の人は「何でこんな絵が描けるのか」となる。




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「ラクガキまとめその3(リク絵含む)」/「茶菓山」の作品 [pixiv] #pixitail](http://25.media.tumblr.com/0aff15c679d9971395e4fb3ded1a78d5/tumblr_mmocqyckM61qzmi0yo1_500.jpg)